あや野のやる気!元気!いわき!1000%

回想録メインの自由帳的な絵ブログ

おにぎり責めの戒

会社勤めの頃の私は、

普段友人達とお喋りしている、前ノリでアッパー気味な雰囲気とは間逆で、

とにかく暗く、それはもう暗く、居ることを忘れられる程存在感が無かった。

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そんなわけで、自らの存在を消しているので、仕事上において必要最低限の会話しかしないし、私生活について話すことなど断じてなかった。聞かれても当たり障りの無いことしか答えなかった。

 

 

 そう、あの日から・・・

 

 

卒業して初めて社会人として働いた某会社にて。

 

駄菓子の”スーパーポテト”のキャラと瓜二つの上司から

「(あや野の本名)さん、好きな食べ物なに?」と爽やかに聞かれたので、

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「あはあは・・お肉ですかね、、」とその場しのぎで答えると

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「そうなんだ!お肉美味しいよねー☆」と言われた。

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ここまでは普通の会話だ。

 

 

しか~し!!

その後トイレに席を立ち、オフィスに入ろうとした際立ち聞きしてしまったのである。

 

 

上司が、他の同僚と共に

 

「オイオイ、(あや野の本名)の好きな食べ物「肉」ってなんだよぉ~(嘲笑)もっと”うまい棒のなっとう味”とか面白い答え期待してたのによぉ~ぎゃはは!」

 (糞つまんねーぞ!!)

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とか言ってたのを。

 

 「マジっすよね~」ゴマスリスリ、、

と必死に相槌してた同僚の一言もさらに加えよう。

 

 

 

成人してから、中学の体育会系なノリ久々に味わった・・・。と思った。

会社のみんなは、私が何だかおかしな奴かもしれんと気付いて、陰で噂してて!それをネタにみんなで笑う為に好きな食べ物聞いてきたんだ!!!!!!

 

ヒィ!!!!!!!!怖い!!!!!!

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世の中は悪意の塊だ。そう思った。

(極端!)

 

 

そうか、私のような中学を出てからほぼ「美術畑やバンド畑の他人にあまり干渉しない人種」としか関わってきていない人間は、会社という歯車の中では抹殺されてしまうのか!!!!震えた。ガクブルや。

 

 

この、「肉嘲笑い事件」の一件があり、被害妄想もかなりあるが、、、

これを機に、私の中の「同僚への警戒スイッチ」が振り切れMAXになった。

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(今の、ネットを通じて自分を全世界におっぴろげー!体勢はその反動どぇ~す!)

 

 

そして、何でも極端な私はその後・・・

仕事場で、己の存在を消す為に様々な努力をした。

 

挨拶の声も蚊が鳴くように小さく・・・電話の声も、ものすげえ小さく、目も見て話さない、今思い出すと同僚への警戒心云々というか、最低の社会不適合者っぷりだ。

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今考えれば、余計に目立つな・・・。

 

 

とにかく己の殻に閉じこもり、与えられた仕事だけ黙々と真面目にこなした。

幼稚さ故に、当時はこんな処世術しかなかったのだ。

ゴメンナサイ・・・

 

 

そんな私の姿に、違和感を感じていたであろう

一見”紳士”な雰囲気を纏った上司と帰りの電車が一緒になった際・・・

 

 

 「嗚呼、君は 秋の稲穂のようだね・・・」(マジよ)

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と、文豪の叙情詩とも取れるディスを浴びせられた程・・・。

 

 

 

上司のこの抒情詩ディスを紐解くと・・・

「若い女は本来もっとおしゃべりスズメだろ?息抜き程度の同僚との「フランクな会話」も挟まないなんて不健全でおかしな女だな。鉄仮面のように表情を変えずPCに向き合い、生きていて何が楽しいのやら、、おかしな女だな・・・可哀想な女だな・・・」そんな意味合いだろうか。

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・・・・・・・・・・・

  

そんな秋の稲穂系女子である私の、昼食タイム☆☆

 

姉Can女子社員さんのように、ちいちゃい長財布抱えながら、同僚とパスタランチ!なんて洒落たことをしてみたいなとも思っていたが、社会不適合者丸出しだった私は、、

 

 

 

 

自分のPCに隠れながら、ボソボソと食事を頂く事が日課だった。

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その上とても大食漢なので、

パスタランチじゃ腹の虫鳴りっ放しだ。

 

 

 

 

 その為、家からでっかいでっかい握り飯を持参する・・・

 

それはもうめちゃめちゃでかい、めちゃくちゃでか過ぎて、この握り飯・・・否、おにぎり玉をBAGに忍ばせている時は、そこだけBAGの一部分が異様に膨らんでいる為、爆弾(ボンバーマン的な爆弾ね)を持ったテロリストと間違えられて職質を受けるんじゃないかと、ビクビクしながら新宿を歩く程の・・・BIG!BIG!BIG!な、いつでも凶器になり代わりま~す!なおにぎり爆弾を握り持参する。(色んな思いもコモってま~~す!)

 

 

「おいおい、こんなでっけー握り飯が同僚にバレタ日にはえらいぞぉ(フッ)」 

と独り言を呟きながら、、

ファンシーな巾着から握り飯を取り出した。

 

 

 

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そう・・・例の「肉嘲笑い事件」のトラウマがあるからね、

自分は食事の際も、これでもか!と存在を消さないといけないのだよ。

 

 

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 まずは握り飯を取り出した瞬間、凄い速さで両端に一気にかぶりつく

 

 

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こうする事により、まるで通常サイズの握り飯だったかのように装う事が可能だ。

 

 

こうなれば、万が一食事風景が見つかったとしても、痛手は最小限で済む。

その後、握り飯を平然と最後まで食べるまでだ!

 

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だって、悪意に満ち溢れたこの世界で、自分を守れるのは自分しかいないだろ!!??

 

 

 

そうこれは・・・【自分 VS BIGおにぎり VS 同僚】の果て無き戦いだった。

 

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・・・・・・・・・・・・ 

 

そんなある日の出来事。

 

また辺りの気配を伺い、誰もいないことを確認した私は、

巨大な握り飯をファンシーな巾着から、むんずっと取り出した。

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「よし!貪るぞ!!!」

と思ったその次の瞬間・・・

背後の扉がガチャッと開く音が聞こえた。

 

 

 

ヒィ!!!!

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戸惑った私はおにぎりを隠そうとするが、

突然の出来事に手が言うことを利かない・・・。

 

 

そして見られてしまった。

 

社長に・・・。

 

 

社長は私を見るなり

 

 

 

「おにぎりでかなーい??(^3^)でっけーおにぎりだなあ・・・!」と言い放った・・・。

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いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

 

 

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私は恥ずかしさに身悶えた。。。

 

 

悪気は無い、社長に悪気はないよ・・・それは分かってる、、

でも、おにぎりがでかいと指摘される行為・・・

それ即ち「恥辱・屈辱・欲張り・食いしん坊のレッテル・・・」

 

そして、「新ネタを喉の奥から欲しがっているであろう同僚と言う悪魔への畏怖」

(被害妄想) 

 

 

嗚呼、、

 

何とも言えない気持ちで、おにぎりをぐしゃりと握り潰しました。。

 

 

このどうしようもない感情をデリートする為には、何か社会的エネルギーに有効活用させるしか、もうその場には居られないぞぉ~★☆生きていられないぞぉ~★☆と思った。

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「このおにぎり責めってSMクラブのオプションで使えないかな、、フッ」

咄嗟に閃めいて、少し気分が楽になった。

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しかし、布団に入る頃には次の日会社でどんな仕打ちに遭うのか内心恐ろしく、巨大なお握りに押し潰される悪夢に魘された。

 

・・・・・・・・・・

 

そして数年後転職をし

「いやぁ・・・働く会社間違えてたわ(^O^)」

 と、やっと気付いたのであった。

 

【完】

 

※もちろん!でけえオニギリはネタにされましたよ☆★☆★☆★