あや野のやる気!元気!いわき!1000%

回想録メインの自由帳的な絵ブログ

杉並の銭湯

 

杉並区に住んでいた頃、近所の銭湯へたまに浸かりに行っていた。

 

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いつも行く時間は、決まって誰もいない営業終了間際。

その日もぼんやりと入浴をし、一日の疲れを落とした。

とても清清しい気持ちで風呂から上がり、誰もいない脱衣所でTシャツとパンツを纏う。

 

ふと10円で出来るレトロなマッサージチェアに目をやる。

今まで幾度となく通った銭湯なのに、そういえば試したことないな・・・

ほぐされてみるか、、、10円だし・・・

そんな軽い気持ちで腰をかけてみた。

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お金を入れる。

 

腰の部分から背中辺りまでグリグリ  ゴトゴトと揉んだり叩いたり・・・

「これはなかなか良いなぁー!ふふふふ」

 

でも待てよ、

私は腰も背中も全然悪くない、むしろ凄いタフだ。

 

 

 

どれだけ腰から背中にかけてタフかと言うと・・・、こんなエピソードがある。

 

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中学時代、実習で畑を耕すプログラムがあった。クラスメイトが代わる代わる桑を持ち畑を耕していく中、私もザクザクと掘り進めてみた。

すると、今まで無言で傍で見ていた農家のおじいが、「おぉぉぉ・・・あんた程の桑使いはいないよ(マジ顔)本当に背骨と腰がどっしりして桑と一体化してるよ・・・!きみは耕す人だよ!!」と言ってきたり・・・

 

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高校時代、芋農家へバイトに行った際(そういえば時給250円だったわ!ブラック!)またまた、あまりの芋を掘りあげる勇ましい姿や、無敵な背筋パワーを褒められ、見込まれ、農家の親父さんの息子のフィアンセに充てがわれそうになったこともある程・・・。とにかく、腰や背中に弱点は皆無であった。

 

 

しかし、そんなガタイの私も肩こりは激しかった。

特に首周辺・・・

「私が揉まれたいのは、背中や腰じゃないのだわ。肩だ・・・ていうか首だ!!」

 

うん、そうだ!!!首だよ!!!

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も、揉まれたい!!揉みを欲している!!!

 

 

 

 

その結果、何を思ったのだろうか・・・

私は、グリグリゴトゴトと・・・

ラストスパート揉みを始め動き出したマシンの激しい”揉み”の部分に、自らの首を「あ、ヨイショ」と突っ込んでみたのだ。

 

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 「ギエッッッ・・ぃぃ(死ぬ!絞め殺される!このままでは死んでまう!!)」

 

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「た、ダレグュィィ(抜けない!!首が抜けないよぉぉぉ!!!(泣))」

 

・・・・・・・・・ 

 

正に 魔が差した☆とはこのこと意外に何が言えよう

 

 

 

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古びたマッサージチェアに処刑された後、私は一人呆然としながら、牛丼太郎のカウンターに座っていた。

日常、どこに危険が潜んでいるか分からないこの大都会で、今まで生きてこられた事を万物に感謝、感謝感謝しながら、汁でべちゃべちゃになったご飯と肉を貪り食った。

 

 

 生きてるって感じ☆

 

東京大魔境を感じずにはいられない夜だった。